いま、家づくりでたくさんの問題が生じています。
生産者中心、施工者の都合が優先されている現実の矛盾が現れてきたと言えるかもしれません。
長い目で見て、住む人のことを考えた家をつくっていくためには、中途半端ではなく徹底したものを実現しなくてはという声が、仲間の間から上がってきました。
私たちの家づくりは、設計者も施工者も素材業者も対等の仲間です。
そこには、元受や下請けといった関係はありません。個性豊かで、力量のあるメンバーが、それぞれの職種でプロとして活動しています。
そして、お互いが提案し合うことで、建て主に本当に喜んでもらえる家づくりを目指しています。
確かに、外材や新建材を使えば、施工費を抑えられたり施工が楽だったりします。
しかし、日本の気候・風土や住宅の寿命を考えると、安易な方法に頼ってばかりはいられません。
素材はもちろん、構法もです。そして、木造の家イコール豪邸であってはなりません。
私たちが求める理想と建て主の要望を話し合い、現実社会で何ができるのか、関わるメンバーで挑戦しています。